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騙す奴が悪い。騙される奴は馬鹿。

若い子は知らないかもしれないが、世間で「腕時計詐欺」なんて言われる詐欺がある。
純朴な若者がある日街で
「行商でこの町に来たが、財布を落として困っている。高級腕時計を預けるから○千円貸してくれ。
  …中略…
これは○万円以上する高級時計なんだが、もし私が戻ってこなかったらこれを売ってしまって構わない。」

と声をかけられ、「かわいそうに」と思ってなけなしの金を渡す。
ところが数時間後、約束の時刻になっても男は帰ってこない。
しかたがないので青年が後日質屋へ行って時計を換金しようとすると
「これはワンダラーウオッチといわれる安物ですよ。」
とオヤジに笑われるってオチだ。
こうして字で書くと「誰が引っかかるか」というような話だが、ライブだと引っ掛かる奴がそれなりにいるらしい。実際、若き日の竹村健一もイタリアかどこかで引っ掛かったそうだ。

さて、これが「腕時計詐欺」の基本形なんだが、俺が出会ったのは別のパターンだ。

ある晩俺が都内の裏通りを歩いていると、後ろから低速で車がやってきて、運転していた中年の男に声をかけられたんだ。男曰く、
「この近くで時計のイベント販売をやったんだがかなり売れ残ってしまった。これは18金の時計なんだが、よかったらタダであげるよ(時計を差し出す)。
…中略…
もし良かったら、他にもいろいろ格安のものがあるから会場まで行かないか。」

俺も当時はヤングなボーイだったんだが、こいつは突っ込みどころ満載だったぜ。

(1)その時計はプラスチックの金色塗り。金時計がそんなに軽いわけねえよ。
(2)時計は腐らないんだから売れなきゃ持って帰ればいい。お前が乗っているのは三輪車か?
(3)いまどき幼稚園児だって見ず知らずの人の車なんて乗らねぇよ。
(4)大体てめぇは時計店の外商って顔じゃねぇ。夜店のタコ焼き屋の方がお似合いだぜ。

ホントは
「このオモチャのどこが18金なんだこのタコ野郎!」
とか言いたかったんだけど、俺は実社会ではかなりチキンなんで、
「こういう金時計なら結構です。」
と言って断ったんだ。
俺の精一杯の皮肉が通じたかどうかはわからないが、男は車で去って行ったぜ





…と思ったら、




また20mくらい先で男は別の若い男に声をかけていたんだ。
しかも、その若い男は車に乗り込んだ!
俺は本当にびっくりしたぜ。

その若造がその後どうなったかは知らないが、連れて行かれた会場で怖いお兄さん達に囲まれて、カードか学生ローンの限度額一杯まで「金時計」を買わされたんじゃないかな。
…あくまで俺の想像だけどな。

まあ、よいこは知らない人にはついて行かないことだ。
幼稚園の先生がそう言ってただろ?


それにしても、竹内力が元銀行員(伝聞)ってのは信じられないな。
人は見かけによらぬもんだ。
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TAG : 腕時計詐欺